犬と暮らして②OLのアパートに猪、現る!
- rin nagira
- 16 時間前
- 読了時間: 3分
今年で倫ちゃんと結婚して10年になりました。
出会う前から私が住んでいたアパートがファミリータイプで、大人2人と6歳の子の暮らしには、十分なアパートでした。
私と一朗太の二人暮らしの家に、倫ちゃんが合流する形で新しいわたしたち家族がスタートしました。
3人の暮らしが始まった当時
私は市の非常勤職員で、小学校でまじめに働いていました。
ある日、仕事中にメールが鳴り、
『猪が取れたらしいので、もらってきます。』という内容。
倫ちゃんは、狩猟免許は持っていると言っていました。
地球環境が、日本の森林が、野生動物による食害が、、、そんな話は毎日聞いていました。
環境問題についても、私も調べていたつもりで、彼のことは尊敬し、話す内容にはとても納得していました。
しかしそれが一体全体、実際にはどういう事なのか、、、
彼が実際どういう具体的な行動を起こそうとしているのか、、、
たぶん、私は深くわかっていなかったのです。
『はーい。』
その時は何も考えていませんでした。
疲れてうちに帰り、直行したお風呂の扉をガチャ、、、、
『わあっっっ、、、。』
一頭のでかい猪が、まるまる!!!わたしのお風呂にツ!!!!!!!
見たことのない毛にひづめ、内臓が入っていたであろうピンクのお腹。硬そうな全身。
そして何より嗅いだことのない、強烈な臭い!
そして、、、血が滲んだような目の表情。
!!!!!!
想像してみてください。帰宅したストッキングスーツ姿の女子が、自分家のお風呂の扉を開けたら巨大な猪が横たわっていたんです。
この状況なんなんだろう、、、
どうするん、、、
食べるん!?だれが捌くん!?
えぐい!?くさい!?かっこいい!? うつくしい!?かわいそう!?
てか、ここはアパートの風呂場〜!!!
なんか色々でたら、、、燃えるゴミのふくろ!?
わかっていなさすぎたため、一瞬で、思考はプチパニック。うーーーん、お恥ずかしい。
あとは、臭いでバレる!?とかね。
(誰に?なにが?笑)
とにかくいろいろ駆け巡ったなあ。。。
今の時代なら、『狩猟』とか『ジビエ』とか、『移住』という暮らしのスタイルと合わせて、聞きなれた田舎暮らしのあるあるかもしれないけど、そのブームの先駆け的な時期ですから、、、、
これが噂の、とかもなく、そういう前に。
うわ、、!!という驚きが最初にきましたね。
キッチンから、のんきなこえ。
『あ、置くとこなくてさ〜〜、とりあえず〜そこ!』と、ごきげんな様子、、、
なんか風呂場とキッチンの時空が完全に別物。ははは。
ひとまずわたしの幼少期をのぞいた、最初の野生動物との出会いは、
都会のアパートのお風呂場だったことを思い出したのでした。
だれにでも、一番最初というのがありますね〜
あの猪は大切に捌いていただきましたね。
次回は、りんちゃんの初めて、を紹介します。
あんこ


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